今回は組織について書いてみました!
注)とても長いです
突然変異体が出現したことにより人間の人口は減少。絶滅を防ぐために国際委員会により対突然変異体の組織が発足された。 また突然変異体が観測されたのとほぼ同時期にとある病の症例が多数報告されるようになった。
組織について
組織の形態は本部が中枢に一つ、そしてその本部を起点として様々な地方に地方支部が数ヵ所あり、地方支部内やその周辺に小部隊が点在している。
万年人員不足で あり組織が形成される前に軍事系に関与していた者は突然変異体に対する抗体がなくても人員として派遣されるケースが少なくない。突然変異体に襲われた後に抗体を持つことが判明すれば速やかに近くの小部隊へ派遣される。また一般の有志志願者も募っている。
中枢機関について
組織の大本。突然変異体に対する情報の管理など様々な事柄を統括している。全てにおいて最高決定権を持っている。
地方支部について
地方支部はその名の通り各地に点在する中型の組織機関。その周辺一帯の統括管理を行っている。地方支部内には一つだけ大きな団があり、各小部隊から優秀な人材が選抜される。その団では主に小部隊では扱えないような危険度の高い任務を行う。
小部隊について
小部隊の中の人員編成はリーダーを中心とし、その部隊ごとに専属の医者、戦闘員、料理人などがいる。平均人数は10人ほど。また戦闘員以外は魔術も使えない一般人であることも多い。
なお組織内に派遣されると元の住居に戻ることは許されず組織の管理下の住居区や小部隊内で生活することになる。組織外へは許可があれば外出は可能。
それぞれの役割
*リーダー:小部隊の管理。司令塔でもあり最高責任者。戦闘面において秀でているだけでなく様々な分野に精通していることや部隊の統率能力も必要となってくる。また戦闘員の戦闘指導管理なども行う。また自分の小部隊の人員編成決定権も持っている。
*副リーダー:リーダーの補佐を行う。小部隊の戦闘員の実力の中では二番手の者が努めることが多い。
*戦闘員:組織から回される任務をこなす。一つの小部隊につき平均5、6人ほど。戦闘スタイルは各々違う。
・医者:負傷した専属の小部隊の治療を専門とする。治癒魔術で行う者もいればそうでないものもいる。小部隊の中枢には共用の医務室があるが自分の部隊内にいれば速やかに治療が行えるという利点がある。小部隊内の専属医でも扱えない負傷は、共用の医務室に運ばれる。
・料理人:専属の料理人。隊員の食事管理などを行う。皆のスタミナの源。一応共用の支給用の食糧があるが各地に遠征を行ったりする際には料理人が部隊内にいると役立つ。
・技術者:メカニックを担当しており無線の管理や小道具など、戦闘員が戦闘を有利に進められるようにサポートする。支給品の無線機などもあるが小部隊に見合った微調整をしてくれる技術者がいると戦闘で大いに役立つ。
・任務管理者:国から発行される任務を請け負い戦闘員のレベルにあった任務を紹介する。任務ごとの戦闘アドバイスや、リーダーから任されれば細かな作戦の管理も行う。
ほか。
※*…小部隊に必要不可欠な役割
・…リーダーにより部隊内に雇われたりするため必ずしもある役割ではない
尚人員不足により料理人などがいない場合は小部隊内で役割を重複することも多い。
戦闘員育成について
もとから軍事系に関与していた者は実力に応じて戦闘技術を学ばなくとも、すぐに実践や最前線の任務を受けられるが、一般市民から戦闘員へ回されたものは配属された小部隊内で経験を積んでいく。(七瀬ソラが主人公の時の時代は組織が発足されてからまだあまり時間が経っておらず戦闘員への戦闘訓練の体制はすべて小部隊内のリーダー任せで、後々戦闘訓練体制が整っていきます。) そのため小部隊内でのリーダーによって戦闘訓練方法や信条、方針等が異なる。
戦闘員編入の流れ
軍事に従事していた者は軍事枠、そうでない一般者は一般枠が設けられ、各リーダーが人となりや基礎能力を見極めて編入させる形となる。
即戦力となる軍事枠はリーダーにとって倍率が激しい。
一般枠は、主に地方支部へ抗体持ちの人員が召集され、簡単な体力テストや魔術の素養などを見てからリーダーが好きな人材を引き抜く。(魔術の素養は、簡易的な魔術であれば専用の訓練を受ければ誰もが習得することができます。詳しくは魔術について別の記事で書きます。)
尚引き抜きはリーダー内の話し合いによって決められる。
※編入の機会には必ずしもリーダーは出席する必要はなく、主に自主参加である。(編入選抜会は定期的に行われる。)
また一般枠の中には身体に異常のあるものや高年齢者など戦闘要員に不適と組織の中枢から診断されたものは含まれない。 ただし戦闘員枠から外れた者は非戦闘員として小部隊内へ派遣されるか、地方支部内などから衣食住を提供される代わりに突然変異体に対する抗体物質の発見のための実験人員に回される。これらの判定は本人の意思と中枢や地方支部の判断により決定される。(実際本人の意思はあまり反映されない)
戦闘員について
小部隊に編入されたら、たいていの場合は誰かとバディを組まされることが多い。のちにトリオになったりとする。この決定はリーダーと戦闘員の話し合いによって行われることが多い。なおバディを組むのは危機的状況に陥った時の生存率を上げたり、新種の突然変異体等を発見した際の報告例に対して信憑性を高めたりするなど様々な利点があるためである。なおバディを組んでも必要であるならば別の戦闘員と任務を遂行するなど状況に合わせて臨機応変に変更される。
任務について
主に突然変異体から民を守り、突然変異体の生態の把握や調査、討伐などを行う。なお依頼主は様々で国からの依頼や地元民からの依頼など幅広である。また任務の取得は各自国から発行されているものを受注する。この時任務管理者がいると楽である。
給料や休暇について
給料は最低賃金が月ごとに配給されあとは個人が行った任務による報酬によって支払われている。なお衣食住は提供されており、そのお金は組織に関与しない国民の税金で賄われている。これだけみれば随分と優遇されているように見えるが実際の生存率で考えてみると打倒といえる体制かもしれない。なお個人の手元に来たお金は基本自由に使うことが出来る。
休暇は小部隊内で連戦続きの場合リーダーの判断や個人の申請によってとることができる。リーダーの休暇許可があれば組織外へ気分転換に外出できる。ただし緊急任務が入ることも少なくないため心休まる時はあまり多くない。
各地方支部や中枢機関移動方法について
各地方支部や中枢機関の間は距離がある為緊急事態の時はすぐに駆けつけられるように各地方支部や中枢機関では常に大型転送魔法の準備段階の術式が組んである。転送魔法はそれ自体が難しい術式であり、事物の質や大きさ、数が大きくなればなるほど術式を組むのが難しくなるため大人数を一斉に転送するには大型の機関でしか発動できない。
しかし小部隊のリーダーなどある一定の権威を持った者は各地方へ転移できる魔方陣を支部内で利用することができる。この魔方陣は小規模であるため常に発動している。
科学者について
またこの世界及び組織内には「科学者」が存在する。組織内の科学者は突然変異体の毒素に対する抗体の研究および突然変異体の出現とともに発生したある病の解明に尽力している。
しかし組織に属さない科学者は突然変異体やある病に異常なほどの執着心を持っており実験と称して人工的に突然変異体を生み出したりある病を発生させて観察したりする。そのため組織とは敵対している。また、たかが科学者と侮ると痛い目に合う。この世界における組織に属さない科学者はほとんどの人間がマッドサイエンストじみており、己の探究心のためならばどんなことでもする。
非力な科学者もいるが中には己に強壮剤を投与し肉弾戦にも特化した者や非力であるがゆえに他者を操ったり人工的に生み出した突然変異体を懐柔させているので非常に厄介である。
とりあえずはこんな感じです!とても長くなってしまいました…!ここまで全文読んで下さった方がいたら感極まって泣いてしまいます…
あと突然変な病気について述べてしまってすみません!本当は世界観のところで説明したかったんですけどうまく組み込めなかったのですがそのツケがここに回ってきてしまいました(笑)
今度再編集して新たに入れるか別で記事を書こうと思います~!